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須貝 宏行; 櫛田 浩平; 棚瀬 正和
Journal of Nuclear Materials, 139, p.248 - 252, 1986/00
被引用回数:8 パーセンタイル:66.74(Materials Science, Multidisciplinary)長時間中性子照射したLi-Al合金(Li;0.022wt%)からの水素ガス(H,HT,T)とヘリウム(He)の加熱放出を、Li燃焼率と温度の関数として研究した。トリチウムガス(T,HT)は650K付近で合金から急激に放出され、Hは670K付近から徐々に放出されたのに続き、Heは合金の融点付近で放出された。T成分は、Li燃焼率とともに増加した。得られたガス中のトリチウムの最大比放射能は、純粋なトリチウムガスの比放射能(2.14PBqmol)にほぼ等しい1.98PBqmolであった。650K付近でのトリチウムの急激な放出は、合金の再結晶または放射線損傷の回復に伴なって起こるのであろう。合金の融点以下ではおそらく合金中の欠陥にトラップされることにより、Heは放出されない。